西からの眺め 大和芋畑である 南からの眺め 草むらである
建家の右に写っているのは私が組み立
てたログハウス (趣味のDIY欄参照)
今年北側の道路で下水道の工事があった、道向かいの家々では、一軒一軒下水道と繋ぐマンホールが市の費用で布設された。私宅には市から何の連絡も無い、工事人に聞いてみたところ、「あなたの家は、マンホール布設の計画に入っておりません、当社は市からの請負業者で、市の計画指示に従って工事をしているだけです、そのことについては市にお聞きください」ということであった。慌てて市に聞きにいった、「あなたの家は計画に入っておりません、しかしマンホールの布設は可能です、その場合16万円を負担してください」、「道の対面の家は市の費用負担なのに、どうして私の家は16万円もの負担をしなければならないのか」、との問いに、「あなたの家はこの道を境に市街化調整地域となっております、今回の対象は外です」、「しかし、道の対面の家との間でどうしてこんな差別が生じるのか、不公平ではないか」、市の回答は「その代わり貴方宅からは都市計画税は頂いておりません」ということであった、しかたなく16万円を支払って布設の手続きをした。 30年間住み着いていたが、市街化調整地域とはこのようなことであったのかよく解った。市街化調整地域とはこんな田舎なのである。
そんな場所は、大変不便でしょう。ということになろうがそうでもない、ただし自動車を自由に乗り回わせるとの条件がつく。買い物等で公共交通手段を利用して移動するのは恐ろしく不便で絶望的である。勢い車ということになる。
群馬県は、日本一の自動車普及県で、女性の免許取得率も全国一だそうである、このような理由である。特に我々の住んでいる地域は車がないとどうにもならない、一人一台である。私の家族も、私、ワイフ、成人した子供たち皆それぞれが保有している。
随分ビジネス出張で全国を廻り街を見て来た。考えようによっては、車があればこれほど便利な地はめったにないと感じている。この地域の人々は、自動車は「履物代わり」である。すぐ近くのスーパーマーケットやハムバーグ店、ドーナツ店、フライドチキン店、コンビニ店等にも車で行く、車の出し入れが面倒なので私は歩いて行っている、しかし、聞いてみると、買い物の荷物を持って帰らなくても良い、車の出し入れなど何とも思わないとの返事であった、一理はある、まさに「履物代わり」である。
交通の便利な地域でも、公共の乗り物を利用する場合、すぐに15分や30分はかかるであろう。私宅から車で15分の範囲では、私の趣味のDIYショップの大型店は4、中小型店4ほど。超大型ショッピングモール1店、中型2店。大型電気店5。大型食品スーパーマーケット15店といった具合である。いずれも広大な駐車場を確保している。
店間競争が激しく、毎日の新聞には分厚い広告が伴っている、特に土曜日は新聞本体より重い。
旅先で、全国展開をしている有名小売店会社の専務さんと話す機会があった。「太田の街は、購買力が非常に高いが、極めて競争の激しい地域である、ここで生き残れば、全国展開しても勝ち抜ける。経営的に面白く興味深い街である。」と言っておられた。
当地に居を構えたのであるから、不平を言わず、良さを取り入れて楽しく暮らさなくてはと思っている。確かに、東京で開かれるイベントに参加するのには不便である、しかし最近は当地から東京に通勤している人も多く、私も一年足らず東京のオフィスに通勤したことがあったが、ドアーツードアで1時間40分ほどであった、東京都心へのアクセスはそれほど不便でもない。
私は、このような地域での田舎生活もなかなか良いものであると思いつつエンジョイしているしだいである。
しかし、大都市に住み、機能性や利便性、その地域が持つブランドイメージ等を満喫されている方々にとっては、随分田舎だなあ、そんな所には住みたくない。と思っておられるだろう。
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カンタン(邯鄲)の鳴き声を肴に晩酌を楽しむ
秋深く、居間は虫の音でいっぱいである。夕暮れ時はカネタタキの澄んだ音が特によく聞こえる。夜が深まると、カンタン(邯鄲)の鳴き声が際立って美しい。
今までは、あまり気にかけなかったが、ホームページ「スローライフのつぶやき」に「日本人と虫」、「秋の虫カンタン」、「クマゼミ」など虫についてつぶやいているうちに、虫の鳴き声が大変気になるようになった。
私はいつも晩酌を楽しんいる。秋になると、部屋には虫の鳴き声が満ちている。よく聴くと非常に美しい声である。いい声だなあと愛でながらゆっくりと飲むのが大変楽しくなった。
初秋のエンマコオロギ、秋も深まってのカネタタキ、カンタン、特にカンタンはいい声だ、大きく響く美しく澄んだ声である。リリリリリ・・・・と聞こえ、一鳴きの時間も長い、鳴く虫の女王という人もいるがそのとおりである。
このような環境に住んでいることを感謝・満喫しながら、杯を傾ける、たまりませんね。
こんなことを言うと、お前の家は随分田舎、いやど田舎だろうということになろうが、
そのとおりである。
写真をご覧ください。西は大和芋畑、南は草はらである。これはカンタンが鳴くはずだと。