ここで使う型紙は 型紙3
手順6 目中心線の仕上げ
型紙3で仕上げる
型紙3(目の中心をとおる輪切り型紙)はなかなかの曲者で、慣れないうちは苦労する。 彫りの段階で最も難しい型紙であろう、小面系の女面でも入門者は苦労する場所である。
般若の場合は複雑なので、難易度は高い。しかし小面と違って1ミリの狂いが、出来
上がったときに月とスッポンのような差になって現れることはない。
一般的に般若の場合、型紙と少々狂っても様になる。小面のようにあまり神経質にならず 思い切って鑿を入れることが大切である。
ここは、一日以上かけてあせらずゆっくりと仕上げ、要領を修得しながらがら彫りの技術
を磨く。
−17→のポイントを17ミリの段差を付け彫り込んだ状態 |
以上で手順6は終了 これで型紙4から上の部分の概形は大体整った。