般若打ち入門マニュアル
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手順4 型紙4(鼻中心付近)を決める

型紙4は前述の型紙2と共に基準線となるので特に正確に。
ここで使う型紙は5種 型紙4、型紙3a、4a、5a それに型紙B

型紙4は、独立して彫ることは出来ない、つまりこの付近の曲面は、型紙3から型紙4を経由して型紙5まで連続的に繋がった曲面となっている、型紙4だけ切り出して彫上げることは不可能。

従って型紙4の彫りを決めるとき、隣の3と5を考慮しながら進める必要がある。

手順3で使う型紙は 型紙4、型紙4a、型紙3a 型紙5a、それに型紙B(目中心付近の面頂修正用の型紙)の5種。

 

型紙4を決めるのは若干面倒である。これには前準備が必要となる。前準備として、型紙3、4、5の部分型紙 a, 4a, 5a で大体の形を整えながら、型紙4を決めて行く。

まず部分型紙3a、4a、5aを使い
 写真のように大体の鼻の形を描く

a、4a、5a を交互につかいながら同時進行で彫り進め、おおまかな形を整えて行く

特に3aV字形部は面頂付近から思い切って8ミリほどV字に深く彫り込む

aと4a は正確に彫る、

aは写真のように幅だけを正確に、高さは大まかでよい

型紙4の仕上げ終了 型紙4は基準線となるので特に正確に

手順4は、般若だから特に新しい技法といったことではなく、従来の経験した技法と同様である、

しかしこの型紙4もなかなかの難所である、あせらず時間をかけて仕上げる。

以上で手順4は終了

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 手順5 上瞼と下瞼のラインを整える へ進む

手順2で 縦型面頂線A型紙を使ったが、実際はこの型紙より目の中心付近は凹んでいる(窪んでいる) 型紙3は目の中心を通る、従って型紙3を使用する段階に入るとき、この部分を局所的に修正しなくてはならない、この修正は「型紙B」により得られる。

まず型紙Bで目中心付近の面頂線を局所的に修正。

つまりこの修正線より上瞼や瞳は出っぱって(高くなって)いることに注意。