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般若打ち入門マニュアル

手順3 額と耳を彫る

手順3−1 まず型紙2と型紙1を使い整形

この辺で、頭部と顎部のソリの型紙を写しておくとわかり易い

手順3−2 次は新しい手法(bamboo型紙)により耳を整える、

耳は、この状態で独立して整形可能であるので、ここで耳を大体の形に整えておくと後々の彫りの進行が非常に楽になる。

写真の側面は、手順1の鋸で側面カットしたそのままの状態にある。

ここに 耳型紙の形を写す。斜線の部分は周囲より凸なので要注意。

耳型紙について解説

耳付近は、従来の型紙では、全体の形や傾斜の状態が分りにくく、入門者泣かせの場所でもある。

耳型は新しく考案したフレキシブル透明型紙 1ミリ厚のビニルシートで作る、曲面によくなじむ。

「耳型」に描かれた「線4」を
型紙4の線上に合せて位置決めをする。

+4→とあるのは矢印の先の先端突き当たり場所が4ミリ段になって上がっていることを示す。

同様に、−→10では、10ミリ段になって下がっていることを示す。

耳は上記型紙を導入する、これにより耳の全体の形がよく理解しながら、彫りを進めることが出来る。

本マニュアルでは、このような型紙を数多く使っている。
耳の傾斜型紙を使い、耳の傾斜を整える。

再度、耳型紙を合せ、の数字に従って段差を彫り大まかな耳の形を整える。

これで耳の概形が出来上がった。

型紙4の線上付近は最終的に型紙4で仕上げるとき若干の修正が入る。

以上で手順3は終了

 手順4 型紙4(鼻中心付近)を決める へ進む

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型紙2の仕上げ終了状態型紙2の線は基準となるので特に正確に

引き続き型紙1でも同様に仕上げる