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今年9月の暑さは尋常でなく厳しかった。(2012年9月記)

今年の夏は記録的な暑さであった。連日35度を超える猛暑日が続き、各地気象台で観測以来の記録更新の報告も多く届いている。当地は、全国一、二を争う暑い地域 館林・熊谷・伊勢崎に囲まれた地で、耐えられないような酷暑が続いた。
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月に入ったら少しは和らぐだろうと期待していたが、叶わなかった。9月になっても、毎日毎日情け容赦もなく太陽がギラギラと照りつける。連日真夏日が続く、35度を超えた猛暑日も多く、厳しい9月であった。近地の気象観測所でも、9月として観測以来の猛暑日や真夏日の日数記録や9月平均気温の記録更新が伝えられている。

 9月の彼岸が来て、やっと暑さが和らいだ。
918日大型台風が各地に被害を与えながら、九州西海を北上している。
当地群馬にも影響が及んでいる。青空が見えていたというのに、急に雲が覆いかぶさって、辺りが暗くなる。生ぬるい風が吹いてきたと思うと、ザーと一雨が降ってまた空が明るくなる。
台風独特の空模様である。
窪地に水溜りが出来、大粒の雨が水柱を立てながら波紋を広げている。焼けた石に水をかけたように、周りは急に冷やされたように感じられる。待望の雨であった。ほこりを洗い流し、しなだれていたグリーンカーテンのゴウヤウリがたちまち蘇り、つかのまの日の光を受けて、新緑のようにツヤツヤと輝きはじめる。
天気予報によると、当地今日(20日)の最高温度は30度くらいだそうで、彼岸が過ぎると
30度を切る日が続くそうである。ヤレヤレという実感である。

(10月2日追伸 10月1日伊勢崎市は、気温全国最高の32.8度を記録し10月としては最高記録であったそうで、当地の暑さはまだまだ収まっていないようである。)

気候的に、こんなに真夏日が長く続いているのに、9月中頃にもなると熱帯夜から解放され、
空が青く秋を思わせる日も現れてきた。秋は一歩一歩近づいている。虫たちは敏感に感じているようである。ミンミンゼミの暑苦しい声がばったりと聞かれなくなり、ツクツクボーシの声も少なくなる、代わりにオオマツムシ、カンタン、カネタタキが急に声を張り上げるようになった。
最近家の周りは木が多くなり、枝にとまって鳴く外来種のオオマツムシが幅をきかしている。
近くで鳴くと耳が痛くなるほどである。
虫の女王さまと言われるカンタンはかき消されている。オオマツムシが少し静かになったかいまに、わずかに聞こえてくる。

近くに一級河川の、細く土手の深い「八瀬川」が流れている。晩酌を終えカンタンを聞きに付近を散歩する、ここはオオマツムシがいなく、カンタンがよく鳴いている。暗い中、近くの民家の明かりが漏れている。こんな所をうろうろしていると変質者に間違えられ、警察に電話されそうと気にしながら、立ち止まっては声を楽しんでいる。

参考 秋の虫カンタン