5月15日苗木を2,900円で購入し、3カ月後に花を咲かせることができた。
プルメリアは熱帯地方を旅した時、ごく普通に見ることができる。白・黄・ピンク系の3種類あり、芳香を放ち清楚な花を付けている、ハワイやタヒチではレイに使われてている。日本の夾竹桃と同じ仲間である。
私の気に入っている花である。育てて花を咲かせてみたいとかねがね思っていた。
インターネットで育て方を検索した。最低10度が必要ということである。しかし管理をうまくすれば5度くらいでも十分冬越えが可能とあった。当地群馬県太田市の冬は厳しく部屋の中でも5度くらいになることがよくあるが、何とか育ちそうな環境なので、近くの大型園芸で苗木を購入した(2013年5月15日購入¥2,900)。その時、係の方に「今年中に花が咲くか」と聞いたところ「うまく管理すれば可能」との返事であった。
鉢 深さ23センチ、口径22センチ の深めを用意。
土 鉢の深さ3分の1くらいまで腐葉土2・発酵牛糞堆肥1を混ぜる、残り3分の2
に小粒赤玉土にかるく一握りほどの化成配合肥料を混ぜた。
水やり 陽に良く当て、全体として乾燥気味に育てなければならない。
プルメリアは根腐れを起こし易く、いつも湿った状態にしておくと根腐れで枯れ
てしまう。カラカラに乾いたらたっぷり水が原則である。
陽を好む植物であるので、真夏でもタップリ陽に当てる。
真夏の水やりは、朝タップリ。午後2〜3時ごろカラカラに乾くので、タップリ
と与える、この時鉢が焼けているのでまず鉢に水を掛け冷やしてからにしてい
る。
一般に真夏の鉢植えには昼間水を与えないないとされている。
しかしプルメリアは熱帯植物である、熱帯地域を旅していると、路地で強烈な太
陽と乾燥の下びくともせずにつやつやと葉を広げ、花は芳香を放っている。時に
は熱帯特有の急な激しい雨スコールがやって来て、急に冷やされ水分の補給もさ
れる。そんな事を考えながら私は真夏の昼間暑い最中は、上記のような1日2回
を標準としている。
特に今年当地の7月前半は35度以上の猛暑が長く続いた、今のところはこのよ
うな水やりで問題はなく順調に育っている
梅雨時の水管理も難しいだろう、当地今年の梅雨は少なく、期間も記録的に短か
かった、通して屋外で育てたが問題はなかった。ただ標準的な梅雨時には軒下に
移動するなりの対策が必要と考えている。
肥料やり 2週間に一回化成配合肥料をひとつまみくらい与えている。
成長状況
植付 5月15日苗木を2,900円で購入、すぐに鉢仕立てで植付ける。
苗木の大きさは葉のてっ辺まで40センチであった。(写真1)
葉 新しい葉が成長するに伴って、下から順に古い葉が枯れ落ちてゆく。
花芽 2ケ月後7月15日花芽が現れる。
7月20日背丈を測った、葉のてっ辺まで60センチとなった。(写真2)
植えてから、2ケ月強で20センチ伸びたことになる。
花芽を載せたような形の花茎ができ、これがどんどん伸びてゆく(写真3)
温度管理 植付後は屋外で育てたが、5月中は夜間は屋内に入れ万一の冷害対策とした。
雹に注意 花芽が確認できた頃、雷が鳴り始め、辺りが暗くなった、急に激しい雨が降って
来た。良く見ると雹が混じっていた。あわててびしょ濡れになりながら屋内に
避難させた。花芽が雹に打たれれば一たまりもないだろう。
冬越し まだ冬を迎えていないが、今後は冬を如何に越すかにかかっている。、部屋に
入れて、昼間は窓越しに日光をできるだけ当て、夜は分厚いカーテンを掛けるつ
もりでいる。水やりの管理は難しいであろう、芽の様子を見ながら腐らないよう
枯死しないように注意して出来るだけ乾燥状態で休眠させたいと思っている。
5月15日苗木を購入、その日に
鉢仕立てで植付。苗木には花の見本(造花)が付いていた。
嬉しいことに7月15日に花芽が確認できた
写真は7月20日の撮影
一回り大きく育った。2ケ月強で20センチ
伸びた、幹も太くなった。
写真1 5月15日苗木を鉢植え
写真4 蕾が膨らんできた 7月31日 朝
7月31日 午後4時 明日は開花するだろう
8月1日 開花
ピンク色が薄くなり
白色となった。
独特の芳香を放っている
次の蕾もどんどん膨らん
でいる、数えると30個
ほどあった。
プルメリアが咲いた ・・・ プルメリアの育て方
苗木を購入・植付後3カ月足らずで花を咲かせることができた 8月4日の状態
8月5日
8月25日 花は4〜5日くらいで散るが
30個ほどある蕾が次から次えと開いてゆく。
一本の花枝で1か月くらい咲き続けて終わる。
写真のように、花枝の根もとから枝分れして
茎が2本となった。