石垣島新空港開港に想う 南西諸島の自然や景観、文化を保護しよう
2013年3月13日、滑走路が500メートル延長された新空港が開港した。今までは小型の７３７機
がやっとであったが、中型機が可能となり、早速７７７機が就航するそうである。東京からの直
行便やアジアからの直行便も飛ぶそうで、地元の期待も膨らんでいることだろう。
海を埋め立ててという計画もあったが、大切な珊瑚礁が破壊されるということで、地元の反対
に合い、この度の陸地に決まったそうで、大変喜ばしいことである。
すでにアメリカ系観光資本からリゾート開発の話があがっているそうだが、アメリカ型は、
情け容赦もなく、森を切り開き、海岸を埋め立てで広大な敷地を確保して、高層ホテルを中心に
徹底的に効率・利便性・機能性・人工美を追求したハワイ型の施設となる。
地域の自然や文化・風土・歴史との調和といったことには興味を示さないようである。
美しい珊瑚礁の海や砂浜からそびえ立った白いみにくいビルだけは建ててもらいたくないと願っ
ている。
我が国の南西諸島は、希少な自然遺産である。大切に守り後世に伝えなければならない。間違
っても例えば、西表島に縦貫道路の建設、埋め立て、高層ホテルの建設は許してはならない。
石垣島では、写真のような全館一階建てのホテルに滞在した、
レストランやショッピングは一旦外に出る必要があり、雨でも降れば傘を必要となる。そのような点では不便であるが、大変くつろぎ快適に過ごすことができた、このホテルに滞在してよかったと今でも思っている。
次回はこのようなホテルを選ぼう。
一方写真のような島でトップと言われているホテルに滞在したこともあった。確かに同じ建屋の下で宿泊・グルメ・ショッピングが楽しめ非常に便利である。
しかし、私には綺麗な白い珊瑚礁の海や砂浜からそびえ立っている白い醜いビルとしか見えないのである。
石垣の自然やイメージを著しく壊しているように思えてならない。
多くの南太平洋の島々では、最近高いホテルや建物に規制が敷かれている、例えば高さは椰子の
木以内、外観や色も付近の自然を阻害しない範囲といったように。我が国も見習うべきである。
早急に付近の自然を著しく阻害する白い醜い建造物を規制すべきである。当件についてはいずれ
再度言及するつもりである。
