能面を打とう  

 神楽面福娘を打とう 

  一瞥して思わず微笑みたくなるようなお多福系を試みた、可愛さを出すために
  おでこを大きくして子供ぽくした。お多福系神楽面である。福娘と名付けた。
 

この手の面は、能面に比べ製作は大変やさしい。
入門用によく利用されている。
型紙通り正確に整形する必要はない、本素彫りは対称で整っているが、そのようなことを考える必要は全くない。形が少々変わってもひどい非対称になってもそれなりの面白さが出る、おでこのふくらみを少なくするとおねえさんになる。
むしろそのようなアレンジの方が良いと思う。

彩色は、能面と異なり、時代彩色や古美を施して幽玄を表現するような必要もない。
原色をべったと塗った面が実際によく使われている。手間がかからないだろう。
気楽に伸び伸びといったところである。

スケッチを終えてから、彫りに入ったが、彫りの実時間は能面女面の十分の一で程度あった。
この状態で参考のため型紙を作製した(福娘型紙参照)

福娘 型紙

181×141×74 桐材使用 素彫りの状態

裏塗り(塗料はカシュー)                  下塗り終了

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