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 女子大学 男子禁制の不思議な制度

              憲法第14・24条教育の機会均等に抵触か    

昨今、官民挙げてあらゆる分野で男女平等・共同参加の支援・推進が着々と実行され、成果が挙がりつつある。

今までは男子大学であった商船大学や防衛大学等も女子に開放した。

職場においても白衣の天使といわれた女子の聖域も男子に開放し「看護師」と呼び名も変わった。男子の職場であった。

土木建設現場や大型輸送車・大型特殊車両の運転業、自衛隊員、消防士、警察官も女子の進出が目覚ましい。大変結構

なことである。

 しかし、現在社会においては、女子禁制の方が男人禁制に比べて桁違いに多くある。

それは今なお男子を拒んで君臨している女子大学の存在が物語っている。

 

このような情勢のもと、特に公立女子大学の存在・維持を続けるには根拠が薄くなっているだろう。

女子大学には、女子でなければ教育が出来ない教科やカリキュラムはおそらく存在しないと考える、もはや物理的

には「トイレの設置」の問題だけであろう。

  女子大学とは何かという議論がどうしておきないのか不思議に思っている。憲法第14条・26条の教育の機会均

に抵触すると考えられるが、現状では法律的に違反とする根拠には乏しく、裁判所での違憲判定は困難であろう。

子を受け入れる社会的条件が整ってからであろう。社会的条件とは何だろうということであるが、

後述の追記 県立男子高校・女子高校で述べたがそれと同じ理由の、特に高齢者のOB達が自分が出た女子大の名が

消えるのが我慢ならないといった程度のことであろうか。

 

 

追記

未だに公立高校の男女別校が存在している。全国的にほんの少し残っている県もあるが、例外的に埼玉・群馬・栃

木の三県に集中している。この3県には最近町村が合併して新しく生まれた市以外の市にはすべての市にその名を冠し


た県立男子高校と女子高校が現存している。

私の住んでいる群馬県の県立例では、太田高校・太田女子高校、館林高校・館林女子高校、伊勢崎高校・伊勢崎女子


高校、桐生高校・桐生女子高校、前橋高校・前橋女子高校、高崎高校・高崎女子高校、等といった具合に。

 最近、太田高校と太田女子高校とが合併する案がでて推進された、男子側には特に反対はでなかったが、太田女子高

校の高齢者のOB達が猛反対して(理由は名門太田女子高校の名前が消えるのが我慢できないことらしいが)実現がで

きなかった。

 群馬県においても、新しく出来た公立の高校と従来からの工業高校や商業高校等はすべて男女共学である。

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