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ソテツ(蘇鉄)結実の北限

 高校の生物学で教わった、もう50年も前の随分昔の話である。

ソテツは、熱帯・亜熱帯の常緑裸子植物で、漢字で蘇鉄と書く。結実の北限は紀伊半島南部辺りと。

 弱っている時に、幹に針や釘をさしておくと、吸収され養分となり元気が戻るといわれており、鉄で蘇る

という意味で「蘇鉄」の名が付けられたそうである。

小学生の頃、赤い実を磨いて輝き具合や大きさを競い合ったことがあった。中粒の栗くらいの大きさである。

その後、気を付けていたつもりであったが、高校時代に教わった北限が正しいと思っていた。

 ところで、散歩はいつも裏道り、通ったことのない古墳を取り巻く細い径を見つけたので古墳を眺めながら

沿ってしばらく歩いていると、行き止まりかと思ったころ、車一台やっと通れる道に通じ人家が並んでいた、

更に進んでいると、T字路となり、メイン道路に出た、車が多いのでいつもは散歩を避けていたが、北上して

自宅へと向かった。ふと見ると道端の人家の庭にソテツが植えられ、小ぶりであるが実を付けていた。

その後温暖化が進んだとは言え、こんな場所(太田市高林南町)で結実していたのに驚いた。

早速カメラを取りに帰り、撮影した。




ソテツの実

ソテツの実 拡大

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